ミャンマー旅行　2007 (1)

2007年2月に訪れたミャンマー(ヤンゴンとその付近）の様子です



ミャンマーの人々の生活に欠かせない宗教、日常の生活の中に溶け込む

修道僧の元気な姿、心豊かな生活とは何かを考えた実りある旅でした。

ミャンマーの男性は、子供の時と二十歳以降に修業するのが義務です。
 



ヤンゴンで一番　シュエダゴンパゴダ(Shwedagon Pagoda)
 

金色に輝くパゴダのまわりには、お祈りとレジャーを兼ねた市民が集い、

床に座ってのんびりと過ごしたり、友人と立ち話をしたり、和やかな空気

を感じ、何かほのぼのとした気持ちが湧き上がってきます。それは、私が

幼い頃に、夏の日の夕方、家の外に出て、近所の人達と同じように夕涼み

をしていた時の記憶を思い起こしてくれました。そこにいること自体が、

快適で気持ちがいいのです。「心優しいミャンマーの人々」の宝物です。



朝日を受けて金色に輝くパゴダは、カンドージー湖(Kandawgyi Lake)の湖面にも映る



シュエダゴンパゴダの塔の高さは９９．４ｍ、周囲は４３３ｍある。

尖塔の傘の部分についている鈴「ティー」は、チリーンと涼しく響く



場内ははだし。ミャンマーの人々は、男女共に、ロンジーという衣装を身に着けている。

モン族の商人がインドで聖髪を手に入れ、モン族の王に献上したのがパゴダの始まりとか。


パゴダの場内は広く、人々もあわてることなく、祈り、友人との会話、

何もしないでリラックス、など、ここでの悠久時間を楽しんでいる。



ミャンマーでは生まれた曜日に意味があり、それぞれの曜日を示す祭壇

では、その曜日に生まれた人々が、お水かけなどの儀式をおこなう。





ヤンゴンの尼寺にて

ヤンゴン市内にある尼寺を訪ねた。250名ほどが修行しているお寺だった。

まず、驚いたのは、多くの尼僧が若いということだった。男女の区別さえ

難しそうな子供のような尼層も多くいた。ガイドの話によると、親の意思

よりも本人が希望して入門した人も多く、落ち着きのある表情の中には、

悲壮感のようなものはあまり感じられなかった。「自然に生きている」、

そんな風にも感じられた。案内をしてくれた年老いた尼僧もとても親切だ

った。争いや葛藤から超越したようで、徳のようなものさえ感じられた。



11時になると、信者のお布施により与えられる昼食となった。

夕食がないせいか、ご飯の量などはかなり多いと感じた。



昼食のために会場に向かう尼僧たち。とにかく若い人が多い。

背後の車にあるように、ヤンゴンには日本車があふれている。



ゴールデンロック（Golden Rock)とバゴ (Bago)

ヤンゴンから北東に約２００ｋｍにあるゴールデンロックとその途中の街バゴの様子



ミャンマー旅行日程メモ